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  ホーム健康講座>健康中級講座---2・栄養(2-3第七の栄養素)
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健康中級講座---2・栄養

3−1 神経系と内分泌系
■古代ギリシャの「こころの座」
医学の祖・ヒポクラテス(Hippocrates:456?-377?BC:ギリシャ)は、今から約2500年前に、心のあり場所、「こころの座」が脳にあることを看破しました。彼は、今日でも「医学の聖書」と呼ばれる『ヒポクラテス全集』で、「われわれは脳がある故に、思考し、見聞し、美醜を知り、善悪を判断し、快不快を覚えるのである・・・」と記しています。
   
哲学者ソクラテス(Sokrates:469?-399BC:ギリシャ)は著書を残しませんでしたが、弟子のプラトン(Platon:427?-347BC:ギリシャ)は、こころの座を脳と脊髄に求めました。脳に宿るのは理性・知性で代表される「神の座」で、胸髄には、「人間の精神」の中の、情熱を作る動物的な魂が宿り、腹髄には、食欲をつくる植物性の魂が宿るとしました。

プラトンの弟子のアリストテレス(Aristoteles:384−322BC:ギリシャ)は、師プラトンの考えを発展させず、こころの座を「心臓」に求めました。彼の思想は、中世まで根強く残っていたといわれています。

近代の脳生理学の研究は19世紀の後半にスタートしました。ブローカー(P.P.Broca:1824-1880:フランス)、フリッチェ(G.T.Fritsch:1838−1891:ドイツ)、ペンフィールド(W.Penfield:1891−?:カナダ)、へス(W.R.Hess:1881−1973:スイス)・・・と研究がつづき、こころの座は1000億個のニューロン(神経細胞)が織りなすシステムにあることが明らかさました。

■脳は三階建て
フランスの生理学者ビシャー(M.F.X.Bichat)は、生の営みについて、「生とは、死に抵抗する力の総和である」と名言を残しています。命あっての物種という言葉があるように、「生きている」という命の保障に甘んじて、私たちは、たくましく、うまく、よく「生きてゆく」存在です。

脳は三階建て 私たちの脳の構造は、大きく分けると、上から@新皮質系、A大脳辺縁系、B脳幹・脊髄系と、建物でいえば三階建てになっています。各階層が、それぞれの役割を分担し力をあわせて生の営みを支えています。まず、「生きている」という最も重要な役目を担っているのが最下層の脳幹・脊髄系で、反射活動と調節作用を担当しています。(図3)

その脳幹グループのうちで最も重要なのが間脳。さらに間脳の中での主役が、大脳皮質と身体、つまり、脳と体をつなぐジャンクション(接合部)という大事な役割を果たしている視床下部です。目の奥(後方)にあるところから視床とよばれています。この一階部分の確かな基盤のうえに、二、三階が築かれていて、私たちは「生きてゆく」ことができるのです。

二階部分の大脳辺縁系は、「たくましく」生きてゆくための本能・情動(感情、情緒)行動の役割を担っています。そして、三階部分の新皮質系は、「うまく」生きてゆくための適応行動と、「よく」生きてゆくための創造行為を担当しています。

「何とすばらしい傑作であるか、この人間!その理性は、こよなく崇高!その能力には、はてしがない!・・・」 シェークスピア(William Shakespeare:1564−1616:イギリス)が、「ハムレット」に語らせた人間の姿。 その人間の心を生み出しているのは、19世紀の後半からスタートした近代の脳生理学(脳科学)により、脳のシステムにあることが解明されました。

しかし脳科学は、心と脳の関係、つまり、ニューロン(神経細胞)が1000億個集り、脳というシステムを作ると、そこに「なぜ、心が宿るのか」、という疑問にはまだ答えを見出していません。心という主観、脳という客観、そしてその統合・・・それは、ライフサイエンスを超えた人類の永遠の課題かも知れません。

■神経系
神経系は、中枢神経と末梢(まっしょう)神経に分けられます。中枢神経系は脳と脊髄で、末梢神経は、中枢神経系と末梢(体の各部分)をむすぶ情報連絡路です。末梢神経系は、体表からの情報を受けたり、意志による運動を支配したりする「体性神経系」と、意志とは関係なく機能し、内臓や血管などの器官を支配する「自律神経系」に分けられます。「体性神経系」が、外へ向かう体の反応を支配するのに対し、「自律神経系」は、体の内部環境を調節しています。

神経系自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、この二つの神経系は、ほとんど全ての内臓器官を二重に支配しています。つまり、それぞれ反対の働きかけをします。たとえば、心臓に対しては、交感神経がその働きを強め(促進または収縮)、副交感神経が逆に弱める(抑制または拡張)働きかけをします。(図4)

自律神経のこの調節の仕組みの基調は、副交感神経によってなされます。交感神経は必要に応じてアクセントをつけます。車にたとえるなら、ハンドルが副交感神経で、いざという時のアクセルとブレーキの役目が交感神経とういわけです。視床下部は、こうした自律神経系の働きを、大脳皮質から伝わる情報と栄養や内臓器官からフィードバックされる情報をもとに、自律的に統合的に調節しているのです。

ストレスを受けると、まず、交感神経が優位になり、次に副交感神経が優位となって、交感神経と副交感神経のバランスを自律的に調節しています。しかし過剰なストレスや持続するするストレスは、このバランスをくずしてしまいます。

■内分泌系
視床下部はまた、下垂体からのホルモン分泌をコントロールしています。内分泌腺には、下垂体、松果体、甲状腺、胸腺、副腎、すい臓、性腺などがあります。このうち、下垂体だけは視床下部の直接支配を受け、下位の甲状腺、副腎、性腺のホルモン分泌を促進する刺激ホルモンを分泌して調整しています。これらの内分泌系の調節も、自律神経系と同様、大脳皮質と内臓からの情報をもとに自動的に行われています。

■恒常性
生理学者のクロード・ベルナール(Claude Bernard:1813〜1878:フランス)が1865年に発表した「体の内部環境の固定性」という考えを発展させ、ウオールター・B・キャノン(Walter B. Cannon:1871〜1945:アメリカ)が1932年に、体の外部環境(気温、温度など)が変化しても、体内環境(体温、血流量、血液の組成など)が一定に保たれ、内臓器官も正常に保たれているのは、神経系と内分泌系の働きによることを明らかにしました。そして、この仕組みを「恒常性(ホメオスタシス)」とよびました。




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