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健康中級講座---2・栄養

2−3 第七の栄養素
■フィトケミカル
フィトケミカル(phytochemicals)のフィト(phyto)はギリシャ語の「植物」を意味する(fito)を英語風に(phyto)にして、英語の有機化学(オーガニック ケミカル)の有機(オーガニック)を略し、化学(ケミカル:chemical)とした造語です。アメリカでは、フィトニュートリッション(phytonutrition)とも呼ばれています。これを日本語では、植物栄養物質(成分)、植物化学物質(成分)、植物性化学物質(成分)などと訳しています。次に、主なフィトケミカルを見てみましょう。(表2)

表2 主なフィトケミカルの分類
大分類
中分類
小分類
成分名
ポリフェノール フェノール酸
  プロトカテキュ酸・安息香酸
ヒドロキシ桂皮酸
  クロロゲン酸・コーヒー酸・桂皮酸・フェルラ酸
フラボノイド フラボン
アピゲニン・ルテオリン配糖体・ジメスチン・グリシン
フラボノール
ケルサチン(配糖体:ルチン)・ケンフェロール・イソラムネチン・ガランギン・ミルセリン
フラバノール
(カテキン)
カテキン・エピカテキン・エピガロカテキン・エピガロカテキンガレード・エピガロカテキンガレード・テアフラビン
イソフラボン
ゲニステイン(配糖体:ゲニスチン)・ダイゼイン(配糖体:ダイジン)・
フラバノン
ナリンゲニン〈配糖体:ナリンギン)・ヘスペレチン(配糖体:ヘスペリジン)・グリシテイン(配糖体:グリシシチン)
アントシアニジン
(アントシアニン)
シアニジン〈配糖体:シアニン)・デルフィニジン(配糖体:デルフィニン)・ペラルゴニジン(配糖体:ペラルゴニン)
含硫化合物 グルコシノレート
イソチオシアネート
スルフォラファン・フェニルイソチアシネート
チオスルフォネート
  アリシン
カロテノイド・
テルペノール
カロテノイド (母体) αーカロテン・βーカロテン・γーカロテン・δーカロテン・εーカロテン・ リコペン(リコピン)
(誘導体) アスタキサンチン・ルテイン(キサントフィル)・ゼアキサンチン・βークリプトキサンチン・カプサイシン
テルペノール
リモノイド
リモネン・ノミリン・オクバノン


■アメリカの生活習慣病の研究

アメリカでは1971年に(当時のアメリカは、がん、心臓病などの生活習慣病が急増し、国民医療費の膨張が大きな社会問題となっていました)、がん研究のための「全米がん法」が成立し、1975年に上院議会に「栄養問題特別委員会」が設けられました。1977年にその結果(約5000ページ)を、『米国上院栄養問題特別委員会報告書』(通称:マクガバン・リポート)として公表しました。

NCI(米国立がん研究所)は、1980年に「米国立科学アカデミー」に対し、食事とがんの関係に関する研究成果をまとめるよう依頼し、このリポートが1982年に『食事と栄養とがん』として公表されました。

また、1989年に「NRC」(米国立生命科学研究評議委員会・食品と栄養に関する検討委員会:Food and Nutrition Board of the National Research Council's Commission on Life Science)は、がん、心臓病などの生活習慣病予防のための食事と健康の科学として、『食事と健康』を発表しました。

これらの報告書を、アメリカのマスコミが大きく取り上げ、アメリカの国民は、がん予防のために「科学に基づいた」食生活の大切さを知ることとなりました。

■デザイナーフード計画
1983年にNCIは、従来の食事とがん防止の研究部門を拡大し、「食事とがん」部門を新設しました。さらにNCIは、2000万ドル(当時)の予算で、1988年から準備を進め1990年に、がん予防のための研究、「デザイナーフード計画・がん予防のためのフィトケミカル試験食品」(Designer Food Program: Phytochemicals Experiment Food For Cancer Prevention)をスタートさせました。

デザイナーフードとは、この計画の初代トップであったビアソン博士が提唱した言葉で、フィトケミカルを多く含み、がん予防に役立つように設計した新しい食品です。

1992年にビアソン博士がNCIを去った後、2代目のトップにクリフォード博士が就任し、デザイナーフード計画の名称が、「果物と野菜研究計画」(Fruit and Vegetable Research Program)に変更されました。このプログラムの研究目的は、果物と野菜中の特定成分の解明と、坑がん作用を検証することで、研究の結果を応用し、新しい食品や医薬品の研究開発まで範囲を広げないこととされました。新食品や新医薬品の開発は民間主導でというわけです。

図2は、NCIの公表した、この研究の対象となった主な食品です。

図2 NCIデザイナーフード計画で研究対象となった主な食品
 


にんにく、
キャベツ、
甘草、 大豆、生姜、
セリ科植物 (にんじん、セロリ、パースニップ *)
 
 たまねぎ、茶、ターメリック**、玄米、全粒小麦、亜麻、
柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)、
アブラナ科植物(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ)
 
メロン、バジル、タラゴン、えんばく、ハッカ、
オレガノ、きゅうり、タイム、あさつき、ローズマリー、
セージ、じゃがいも、大麦、ベリー
*アメリカボウフウ **ウコン
注:上位にあるほど、重要度が高く、枠内の食品順は重要度とは関係ない。
「NCI,Alegria B.Caragay,1992」より作成

■「ファイブ ア デー」啓蒙活動
その後、これらの研究成果はNCIとPBH(農作物健康増進基金)が中心になり、CDC(疾病対策予防センター) なども参加して実施中の、がん、心臓病などの生活習慣病の予防のため[5 A DAY」(ファイブ ア デイ)啓蒙活動に発展しています。

「5 A DAY」は、不足しがちな、フィトケミカルを多く含む5色の野菜と果物を、一日に5〜9サービング摂取しようという提案です。サービング(serving)とは、給仕する(serve)からきていて、1サービングのおおよその目安は、生野菜なら1カップ、煮た野菜なら半カップの量に相当します。5〜9サービングと巾があるのは、個人による活動量(消費エネルギー)に応じたサービングが異なるからです。

アメリカの国民の1900〜1995年のがん罹患率は3.5%減少し、がん死亡率も2.5%低下しました。その後もこの減少傾向がつづいています。かってアメリカの三大死因は、現在のわが国と同じく、「がん、心臓病、脳卒中」の順でしたが、現在ではアメリカの三大死因は、がんと心臓病が入れ替わり、心臓病、がん、脳卒中の順となっています。1970年代に始まった国を挙げての研究と啓蒙活動の成果であると思います。

ひるがえって、わが国のがん、心臓病などの生活習慣病などに関する研究や啓蒙活動は、残念ながらアメリカに比べ大変遅れています。

潟wルスエイドでは、R&D事業部が、内外の健康・食物・栄養に関する最新の情報を収集しています。その情報源の約80%はR&D事業部の研究開発チャートのとおり、アメリカやWHOの健康関連機関によるものです。日本の公的および、その関連機関の公表する情報の大半は、アメリカやWHOの公開情報の翻訳版に過ぎません。特にがんに関する情報と、食品の安全性と有用性の情報に、その傾向が著しいように思います。




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