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ダイエット・メソッド
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ダイエット・メソッド

---第1回---

■はじめに
過って、NHKが銀河テレビ小説「ゆっくりおダイエット」という番組を放映しました。

宮本信子さん演ずる主人公(40代後半の主婦)がダイエットにチャレンジする奮闘記です。主人公の悪戦苦闘ぶりと、年齢に応じた食事や適度な運動を楽しむ母親役の草笛光子さんの、さわやかなライフスタイルを、さりげなく対比させながら、「行動修正療法」と呼ばれる肥満対策まで織り込んだところなど、脚本家の努力がしのばれるなかなかのデキでした。

今回は、ダイエットに大いに関係する「食欲」のメカニズムを学ぶことから始めましょう。

■食欲コントロール・センター
私たちは、空腹になれば食欲を覚えて食べ物をとり、満腹になれば食事をやめます。単位体重(1kg)あたりの摂取量は、ほぼ一定で健常な成人の体重はあまり変化しません。これは、体重を維持し、過不足なく食事をとるよう食欲をコントロールする機能が私たちの体に備わっているからです。

その機能が、視床下部にある「摂食中枢」と「満腹中枢」の二つからなる食欲コントロール・センター(食欲制御中枢)です。この二つの中枢が協調しながら食欲をコントロールしているのです。

そのメカニズムを紹介しましょう。食事を始めると、胃から腸へ食物が送られ、吸収されることによって血中にブドウ糖とインスリンが増加する。すると、この情報をもとに満腹中枢の働きが活発になる一方、摂食中枢の働きは抑えられて、満腹感を覚え、「もう、おなかがいっぱい」と食事をやめます。

反対に、空腹になると、血中のブドウ糖が低下し、それにともない脂肪組織(体脂肪)から分解された遊離脂肪酸が血中に増加します。すると、今度は満腹中枢が抑制され、代わって摂食中枢の働きはすすんで空腹感が強まり「おなかがすいた」と食事をする。こんな仕組みになっています。

このコントロール・センターに影響を与えるのは、神経伝達物質やインスリン、アドレナリンなどのホルモン、さらには自律神経系など多くの要因があります。

■肥満の定義

単に体重が多いことを「肥満」とはいいません。肥満は英語で「オペシティ」または「アディポシティ」。前者はラテン語で「オペスス」(たらふく食べるの意)、後者はギリシャ語の「アペプス(脂肪の意)」が語源です。

肥満とは、「身体に占める脂肪組織(体脂肪)が過剰に蓄積された状態」と定義づけられています。これは、摂取エネルギー量が、消費エネルギー量を上回った結果、身体の脂肪細胞中に蓄積された中性脂肪の量が増加することに起因します。従って、単に体重の増加のみで肥満の有無やその程度の判定は出来ません。 例えば、ボディービルなどのスポーツで筋肉がつくのは肥満ではありませんし、病気で体がむくんだ状態も肥満とは異なります。

■日本肥満学会の標準体重
では、どのくらい脂肪がつくと肥満になるのでしょうか。
健常者の体脂肪率(身体中の体脂肪量)は約18%です。この体脂肪率が女性で30%、男性で20%以上になると肥満体とされます。 このため、肥満の判定には、本来は体脂肪量を測定することが必要ですが、それにはCTスキャンなど高度な施設がいるため、通常は皮脂厚(皮下脂肪の厚み)と、標準体重との比較などにより判定しています。

その標準体重の求め方ですが、日本肥満学会の方式は、「身長(メートル)の二乗×22」キログラム。例えば、身長160センチの人の場合は、「1.6×1.6×22=56.32キログラム」となります。

■肥満の判定
標準体重を20%以上超えるものについては「肥満に起因する健康障害がみられる」、あるいは「肥満が原因で健康障害をおこす可能性が明らかに予測される」とされ、肥満症と判定されます。

また、肥満度が20%以下であっても、肥満に関した健康障害がみられたり、それらが予測される上半身肥満(リンゴ型肥満)や内臓脂肪型肥満(西洋梨型肥満)の状態の場合も、やはり肥満症とみなされます。
そして、リンゴ型肥満は、西洋梨型肥満に比べ、合併症の可能性が高く、悪性肥満ともよばれています。

■リバウンド現象
ちなみに、「おダイエット」の主人公は、西洋梨型肥満でした。そして、ドラマでは、母親「バーバ」 (草笛)が、年齢に応じた質と量の食生活と、適度のお酒を楽しみ、また、毎日の生活に体操などの静的運動と、ジョギングなどの動的運動をかかさず、なにより、目標を持って人生を楽しむ健康的でさわやかな姿が印象的でした。

ところが一方、現実には、安易さを売り物にした非科学的なダイエット法が街にあふれています。厚生労働省は、ダイエットを繰り返す10代、20代の女性の骨密度は、既に50代から60代の状態であると警告しています。

一度、減量に成功しても、再び元の体重に戻ってしまう「リバウンド現象」や、このサイクルを繰り返す「ヨーヨー現象」に陥ると、ますます減量しにくく、かつ、リバウンドしやすくなる方向に体は変化していきます。

同じ地球上で、飢えに苦しむ多くの難民がいるというのに、日本では、飽食の時代が続き、飽食であるが故にダイエットが必要という皮肉な現実があります。余った食料をすぐに難民に提供するというわけにもいきませんが、せめて、そうした飢餓の問題がありことも視野に入れながら、「バーバ」のような節度ある人生を送り、肥満とは縁のない健康体を維持したいものです。つづきは次回に。




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